中国人民元(CHY)
世界の注目の的ー中国人民元
世界の注目の的ー中国人民元
中国の経済成長には眼を見はるものがあります。
中国は13億の人口をかかえ、GDP(国内総生産)は世界第7位、貿易額は日本を抜いてアメリカ、ドイツに次ぐ第3位、そして、外貨準備高は日本に次ぐ世界第2位です。
中国の経済成長を背景に、中国人民元は注目を集めているのです。
しかし、中国は市場経済化しましたが、政治的には中国共産党の独裁政治が行われていて、為替レートも中国の中央銀行である中国人民銀行の管理のもと、政策的に決定されています。
中国の通貨バスケット制
中国では、2005年に人民元を米ドルとの実質ベップ制から、固定レートの切り上げが行われました。
この切り上げの際、「通貨バスケット方式」とよばれる方式が採用されました。
通貨バスケット方式とは、自国通貨を米ドルだけでなく、ユーロや日本円などを含めた複数の通貨に連動させる方式で、中国人民銀行が毎日発表する中心レートから一定の枠内での変動を認めるという方式です。
中国が、こうした米ドル以外の通貨にも連動する制度を採用したことで、外貨準備などでの中国の米ドル離れの可能性が指摘されています。
中国人民元への切り上げ圧力
人民元は2005年に切り上げられました。
しかし、中国の輸出拡大がつづき、貿易黒字が増えている状況のなか、さらに中国人民元に対する切り上げ圧力が続いています。
アジア諸国、特に中国、韓国、日本は工業製品の対米輸出で競合する商品も多く、また、いずれの国も対米輸出は黒字になっています。
このため、中国人民元の切上げなど、人民元の動向はアジア通貨に大きな影響を与えるといわれています。
中国人民元の上昇要因
中国人民元が上昇する要因には次のようなものがあります。
- GDP(国内総生産)などの主要経済指標の上昇
- 人民元の変動相場制への完全移行
- 貿易黒字の増加
- 人民元の再切り上げ観測
- G7諸国による人民元切上げ圧力
中国人民元の下落要因
中国人民元が下落する要因には次のようなものがあります。
- GDP(国内総生産)などの主要経済指標の悪化
- 景気の後退
- 政治体制の崩壊や内乱(大規模デモなど)
- 民族・地域紛争
- 原油相場などの高騰
- 米中経済摩擦の激化
関連カテゴリー: 外為取引のための主要通貨 | TB(0)