イギリスポンド(GBP)
かつての基軸通貨ー英ポンド
かつての基軸通貨ー英ポンド
イギリスポンドは、かつて世界の基軸通貨でした。
しかし、第二次世界大戦以降、基軸通貨は米ドルにとってかわられました。
これは、二度の世界大戦によるイギリスの国力の衰退や植民地からの撤退、そしてアメリカの経済力、政治力の飛躍的な拡大がその原因です。
しかし、ロンドンのシティーを中心とした金融市場は、いまだに取引量もニューヨーク市場に次いで多く、ヨーロッパの金融の中心として先導的な役割を持っています。
ユーロ不参加の英ポンド
イギリスは、EU(欧州連合)の加盟国でありながら、ヨーロッパの統一通貨ユーロには参加していません。
これは、ユーロ導入へのイギリスの国内世論からの指示が得られていないからです。
ユーロ圏には、経済力が弱い国も参加しているため、ユーロ全体で見ると経済基盤に不安があります。
また、経済力の異なる国々が統一通貨を採用することによって、各国が独自の金融政策をとりにくいといった事情もあります。
そうしたユーロ圏の事情をはために、イギリスはユーロに参加していないため、独自の金融政策を実施することができ、ユーロ圏の経済後退の余波をあまり受けずにすんだともいわれています。
イギリスが、近い将来、ユーロに参加するかどうかは分かりません。
現時点では、イギリスのユーロ参加問題が相場を大きく左右する状況ではありませんが、いずれ大きくクローズアップする問題だと思います。
高金利の英ポンド
イギリスポンドの特徴のひとつとして高金利ということがあげられます。
近年の世界的な低金利のなかで、イギリスポンドは高金利通貨としてヨーロッパでは人気のある通貨です。
イギリスポンドの高金利の背景には、イングランド銀行(BOE)のインフレ重視の路線があります。
値動きの荒い英ポンド
イギリスポンドは変動の激しい通貨として有名です。
このため、イギリスポンドは投機的な通貨ともいわれています。
その原因として、イギリスポンドは、市場の規模も大きくなく、そのため、ちょっとした売りや買いの圧力で大きく乱高下する傾向があるからです。
イギリスポンドは、値動きの激しさと、米ドルやユーロなどに比べ、情報量が少ないため、初心者にはリスクの高い通貨かもしれません。
イギリスポンドの上昇要因
イギリスポンドが上昇する要因には次のようなものがあります。
- 政策金利の引き上げ
- 各種経済指標の好転
- 原油価格の上昇(イギリスは産油国です)
イギリスポンドの下落要因
イギリスポンドが下落する要因には次のようなものがあります。
- GDP(国内総生産)などの主要経済指標の悪化
- テロ懸念
- 中東情勢の悪化
関連カテゴリー: 外為取引のための主要通貨 | TB(0)